[第8回]歯根膜のふしぎ、自家移植とインプラント患者さんが歯を喪失した場合に治療の選択肢として考えられるのは、従来の取り外しの入れ歯かブリッジ(前後の歯を削ってかぶせで欠損部も共に橋渡しするように一緒に作ったもの)、インプラント(金属などの人工の歯根を歯のない所に埋め込んでその上に歯を作るもの*現在は社会保険適応外治療)です。しかし、もし親知らずが健康な状態であれば(ただし歯根膜という歯根と骨との間のクッションのような部分が健康な状態なのが条件ですが)抜いて移植するという方法もあるのです。ある意味インプラントよりも安価で、自分の歯ほど親和性の高い移植材料は他にはないのです。 健康な歯根膜さえあれば移植後も歯はきちんとくっついてくれるのです。 また歯内、歯周療法も、この歯根膜を健康な状態に再生させることがその歯を治癒させる決め手となるのです。 >>[第9回]顎の骨のない総入れ歯は安定するのか?に続く |
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